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13日から始まった平成ゴジラ復活祭も今日から、VSシリーズの最終作である「ゴジラVSデストロイア」の上映が始まり、いよいよ終了が近付いてきました。 ゴジラVSデストロイアが封切られた頃は、僕は中学2年生。 そろそろ受験のことも真剣に考えなくちゃいけない時期でしたが、「ゴジラ死す!」だなんて言われちゃったら、そのことで頭がいっぱいで、授業中も試験の間も、ゴジラがどうやって死んでしまうのか~そのことで頭がいっぱいだった頃を思い出します。 何度かこの日記でも書いていますが、大ヒットシリーズである「平成ゴジラVSシリーズ」ですが、これまで、あまり再上映の機会はありませんでした。 今は無き浅草東宝も、文芸座も、再上映される怪獣映画は初期の東宝怪獣映画が中心、チャンピオンまつりの頃の怪獣映画は、対ヘドラと対メカゴジラだけは優遇されて再上映の機会が多かったです。 VSシリーズ世代の僕は、それまでビデオやテレビでしか見たことのなかった昭和の怪獣映画を劇場のスクリーンで見られることを嬉しく思う一方で、かつて劇場で見たVSシリーズの作品をもう一度、劇場で見たいとも思うようになっていきました。 「11月から銀座シネパトスで、平成VSシリーズ6作品すべて上映されるらしいぞ!」 ~怪獣仲間の友人からそんな第一報を聞いた時はもう本気で嬉しくて、「よし、6作品すべて見に行くぜ!」と燃えておりました。 11月が近付くと、新作のウルトラやライダーの映画以上にワクワクしている自分がいました。 ただ、実際には大阪に行ったり、初恋芸人の出版関連の動きもあって、6作品すべてを見に行くことは出来なかったんですけどね。 さて、本日見てきた作品は「ゴジラVSデストロイア」。 “ゴジラの死”がテーマという話題性のある作品でした。 中学生にあがってからは、ゴジラの話題を同級生がすることもほとんど無くなりましたが、この時だけは、「本当にゴジラ死んじゃうのか?」「デストロイアって怪獣にやられちゃうのか?」と、複数の生徒に聞きにこられた思い出があります。 ただ、公開から14年が経ち、僕の中ではいつの間にかこの映画の評価は割と微妙な感じになっておりました。 これは、大好きなゴジラだからこそなのですが、僕はゴジラ映画は全てビデオ(DVD)を持っているので、もう何度も見直しています。特にVSシリーズの作品は、どれも20回以上は見ています(さすがに200回近くも見直したのはビオランテだけですが)。 で、何度も見ていくと、初見では気にならなかった部分もやっぱり目に入ってきちゃうんですね。 アラが見えてきちゃうんですね。 こんなシーンはいらないのに、ここはこうしたら良かったんじゃないか・・・デストロイアは何度もビデオで見直しているうちに、自分の中でそういう思いが膨らんでいって、気が付くと僕の中では「最初と最後は素晴らしい映画」という評価になっていました。 とにかく、この映画は最初のシーンと、そして最大の見せ場であるゴジラの死から、エンディングに至るくだりは最高なので、それだけでも許せちゃう~とは思うのですが、中盤の展開はスーパーXⅢのシーンを除くとちょっと微妙かなぁ・・・と、ここ何年かは思っておったのでした。 ところがですね、今日、劇場で「ゴジラVSデストロイア」を見ていたら、これがすごく面白かったんですよ! もう最初から最後までずっと興奮して見てました。 見てる途中で何度か「あれ? デストロイアってこんなに面白い映画だったっけ?」とか不思議に思っちゃうくらい、もうワクワクドキドキして映画を見ました。 これは、もちろん劇場の大きなスクリーンで見ているということもあったんだろうし、あとは満員の劇場で、VSシリーズのゴジラが大好きな人たちと一緒にこの映画を見ることで、皆と一緒に、ゴジラの死と、川北ゴジラの最後を見守るというのが良かったんでしょうね。 もうビデオで何度も見直しているから、物語の展開も分かっているはずなのに、はじめて劇場で見た時のように、ゴジラの背びれが溶けていったり、ゴジラの熱戦に変化が見えてくるのを見ると、「あぁ、ゴジラが死んじゃうっ!」と、はじめてスクリーンで、この映画をドキドキしながら見守っていた時の気持ちを思い出しちゃったり。 この映画って最後まで見ちゃうと、正直、人間側のドラマのほとんどはあっても無くても良かったような話で、その辺も長い間、自分の中にデストロイアはイマイチという印象を抱かせていたんだろうけれど、余計なドラマや演出を挟み込ませず、ただただ、ゴジラを愛する人たちと一緒に、ゴジラの死を見届けるというクライマックスはやっぱり本当に素敵でした。 ジュニアの存在もあるから、やろうと思えばいくらでもお涙頂戴の物語展開でゴジラの死を演出することも、当初の脚本通り(撮影もされていたみたいですが)、最強の敵であるデストロイアを滅ぼしながらのゴジラの死を描くという方法もあったんだと思います。 でも、やっぱり、あのゴジラが死ぬというのは、もう物語もドラマもどうでもよくなっちゃうくらいのことなんですよ、やっぱり。 もう、あそこには余計な物は一切いらないんです。 ただただ、僕たちが愛したゴジラが死んでいく姿を見届けるだけでいいんです。 映画は物語を映像にして見せる物・・・そう思っている方は多いようですが、ゴジラVSデストロイアのクライマックスを見ると、物語なんて無視していい瞬間が映画にはあるんだなと思います、本当に。 上映終了後、物凄い拍手が起こり、劇場の外に。 気が付けば「平成ゴジラ復活祭」に通ううちに顔見知りになった怪獣ファンの人たちとゴジラについて話し込み、「みんなで一緒に記念写真を撮りましょうよ。」ということに。 「みんな」って、どこからどこまでが僕たちのグループなのか? とか思いつつも、みんなでゴジラのポスターの前で記念写真。 僕は世代的に84年のゴジラを誕生させるキッカケとなった「ゴジラ復活運動」というものを情報でしか知りません。 でも、今から20数年前も、それこそ、レオさんやレイパーさん、天野さん、やかんさん、寒河江さん達は、このような一体感をスクリーンで昭和のゴジラ映画を見た後に思っていたのかな? と、ちょっと思うのでした。 そろそろ、11月も終わり、12月です。 この時期の肌寒さ、空気を感じると、新作のゴジラ映画を楽しみにしていた頃の感覚がまた戻ってきてしまいます。 僕たち、平成VSシリーズ世代も、昭和の怪獣ファンも、そして、僕たちの後に続く新しい世代の怪獣ファンも、みんなで力を合わせて盛り上がって、長い眠りについている怪獣王を叩き起こしてやりたいですね。 「平成ゴジラ復活祭」はいよいよラスト2日。 ゴジラの死を、ゴジラを愛する人たちと一緒にまた見届けてみるのは如何でしょうか?
by nakazawa_takeshi
| 2009-11-29 03:18
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