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さて、僕は毎週楽しませて貰っている5期ゲゲゲの鬼太郎だけど、周囲の鬼太郎好き、水木しげるファンの間ではかつてない賛否両論な感じです。 また墓場鬼太郎と比較して、朝やってる良い子の鬼太郎の方はちょっと・・という声も多く聞くのは確か。 でも、5期鬼太郎は、原作誕生から50年以上の間に無限の広がりを見せてくれた鬼太郎ワールドのバラエティー豊かな魅力を少しでも多く伝えたいという「愛」を僕は強く感じるんですよねー。 このまま、鬼太郎アニメ史上放送期間最長を目指して5期鬼太郎のスタッフさんには頑張って欲しいです。 大体、墓場が終わっただけでもこんなに寂しいのに、このままゲゲゲまで終わっちゃったら喪失感でいっぱいだよー。 ゲゲゲの鬼太郎は妖怪版サザエさんみたいなものだと僕は思っているので、何十年も変わらずやって欲しいというのが僕の願いです。 まあ、そんなわけで5期ゲゲゲの鬼太郎への応援の意味も込めて、放送1年の間で個人的にお気に入りだったエピソードについての感想を書いてみました(一部ネタバレあり)。 5期鬼太郎はどんどんDVDにもなっているので、この紹介を読んで興味を持った方は是非レンタルなどして見て貰えたら~と思います。 そして、もちろん日曜の朝はテレビの前に座って鬼太郎に会ってみてください。5期は本当に鬼太郎のいろんな要素を拾ってくれているために各回のノリも随分違うので一ヶ月くらい見たら、1話はお気に入りのエピソードとも出会えるんないかなあと僕は思っておるんですが。 第4話 『男! 一反もめん』 1~3話までを比較的冷静に見守っていた僕が「5期鬼太郎いいかも?」と思い始めるキッカケになったのがこの回でした。 基本ストーリーは人間の少女と一反もめんの心の交流なんですが、とにかく少女と一反もめんのやり取りが微笑ましくていいです。妖怪って怖いだけじゃないんだよ、人間と仲良く出来るんだというのは水木しげる作品でも何度も描かれているところではありますが、こういう人とお化けの触れ合いっていいですね。 また少女が3期鬼太郎の夢子ちゃんのように、その後もずっと妖怪との交流が続くわけではなくて、あくまでも一時の出会いであるというところも劇場版ドラえもん映画などに毎回感動している人間にはポイント高いです。 また、ほのぼのしたストーリーながら今回の敵役の船幽霊はちゃんとホラーしていて、こっちはもう二十歳過ぎてるんで平気で見れますすが、小さい子供が見たら普通に怖い感じに描かれていて、妖怪の可愛らしさも怖さも両方あるイイ回です。 第5話 『呪われた映画』 前回で、妖怪と人間の交流でほのぼのさせてくれた次の回にこの回を持ってきたシリーズ構成が素晴らしいです。 僕はこの第4話、第5話を見て、5期鬼太郎の姿勢を徹底的に応援したいと思いました。 この回は怪奇色が強く、鬼太郎も人間の友達という描き方よりも、人間とは違う怪奇な存在である部分が強調されています。 敵妖怪の沼御前も、かなりホラータッチだし、救いのない怨念の物語を展開しています。 そして、この回のラスト。 鬼太郎は妖怪に最後まで理解を持てなかった人間を助けることを諦めて寂しく妖怪横丁に帰っていきます。 前回とあまりにも後味の違う回ではあるのですがこの2本を続けて放送したことが、5期鬼太郎は鬼太郎の持つ本当にたくさんの魅力を貪欲に取り込んで展開させるシリーズにしたいという意思を強く感じました。 第8話 『宿敵! ぬらりひょん』 少年漫画・ゲゲゲの鬼太郎、妖怪バトル漫画としての魅力を5期鬼太郎では初めて挑戦してみた回だと思います。 妖怪バトルも鬼太郎の大事な要素(鬼太郎にあんまり興味ない人がイメージする鬼太郎は大体この手の話だったりもしますし)ですが、この回では5期のぬらりひょん本格的参戦の回。 西洋妖怪の大将バックベアードのような圧倒的な能力ではなく、あくまでも頭脳戦で鬼太郎に攻めてくるのが、ぬらりひょんらしくてイイです。 第9話 『ゆうれい電車 あの世行き』 たぶん現時点では、5期鬼太郎一番のホラー回。 その可愛らしい絵柄から、今までの鬼太郎と比べて怖さが足りないといった批判も多い5期鬼太郎なのですが、こういった道をずれてしまった人間を鬼太郎がこらしめる回はこれまでのアニメ鬼太郎と比べても5期が一番容赦ないし、残酷だと思います。 第11話 『おばけ漫才』 よく鬼太郎は妖怪なのに、人間の味方として悪い妖怪と戦っている・・という風に言われますが、そもそも鬼太郎は別に人間の味方というわけではありません。 ただ一部の原作でも、一時期のアニメ版でも、人間のために鬼太郎が戦っているという印象の強い回もあったことは確かで、3期の白山坊の回などはその代表的な回の1本だとは思うのですが、5期の「白山坊」の回は必ずしも人間側の味方でないという5期鬼太郎の性格が伝わりやすい一本になっていて良いです。 しかも、鬼太郎が人間でなく妖怪側に付くために、後味の悪い展開に行きそうになるところも、うまく笑える展開に持っていっているので、原作含めてこれまでの鬼太郎史上、最も後味のいい白山坊の物語になったと言えるんじゃないでしょうか? 鬼太郎や猫娘など1部の妖怪を除き、ほとんどの妖怪が普通の人間では考えられないお笑いに大ウケしてしまう辺りも可笑しいですが、深く考えてみると人間と妖怪の視点の違いというものを感じさせてくれて興味深いです。 第19話 『河童池の相撲大会』 妖怪に憧れる学校の教師と、その教師のことが大好きだった少女のお話。 この回は演出がちょっとジブリっぽい気がしました。根底にあるテーマは「狸合戦ぽんぽこ」とたぶん一緒ですが、僕はこの回のが好きです。 まあ、僕がぽんぽこが苦手なだけなのかも知れませんが・・(ジブリの妖怪アニメだと、となりのトトロは大好きです!) 第27話 『地獄の掟! 走れねずみ男』 5期になって、美少女風なデザインになったネコ娘に関しては賛否両論ですが、そしてネコ娘の出番の増加と比例するように出番の現象してしまったねずみ男の扱いに関しても賛否両論でしたが(僕も、もっとねずみ男の出番を求めている一人でしたが、ファンの声が届いたのかねずみ男の出番はこの後増えていきます)、この回での2人の描き方はちょっと面白かったです。 鬼太郎のことをひたむきに心配し続けていて、鬼太郎とももっともっと仲良くなりたいと思っているネコ娘。 だけど、そんな自分よりも、いつも鬼太郎を騙して自分のことばかり考えているねずみ男のことばかり鬼太郎は思っている。ネコ娘は、何故鬼太郎はこんな奴とあんなに仲がいいのか? 何故自分はねずみ男のように思ってもらえないのか?という心情をねずみ男に吐露するのですが、ここはなかなかグッと来ます。 鬼太郎とねずみ男の奇妙な友情は、鬼太郎の面白い部分だと思うんですが、その友情の成立に疑問と嫉妬を抱くネコ娘が可愛くないと、鬼太郎がブスの女だから相手にしていない・・というよう嫌なキャラクターに視聴者には見られてしまう恐れもちょっとあるのかなあとも思うので、こういう路線で行くのなら、一部のファンから萌えに走ったと批判される5期ネコ娘もいいんじゃないのかなあと思うのでした。 第29話 『ネコ娘の妖怪バスツアー』 この回もお気に入りポイントが非常に多い回なのですが、何と言っても鬼太郎がほとんど終盤まで寝ているだけなところが素敵。 途中で、昼頃にねずみ男に起こされたりしても、「もう一眠りするか。」と用事を終えればすぐに昼寝に突入。 これでこそ鬼太郎って感じです。 他にも、今回のゲスト妖怪の凶骨のホラー描写や、ネコ娘の可愛い所もカッコイイ所もたっぷり用意されているし、5期鬼太郎の魅力が凝縮された素敵なエピソードだと思います。 第31話 『妖怪コマ回し勝負!』 水木しげる先生の原作漫画のぶっ飛んだ展開や描写を忠実に、ところどころエスカレートして進む展開が素敵です。 あとは今の所まだメイン回はないけど、個人的に昔から大好きな妖怪で5期から準レギュラー化して嬉しかった「傘化け」が現時点では一番活躍している回でもあるところは重要。 第32話 『上陸! 脅威の西洋妖怪』(前編) 鬼太郎の人気エピソード「妖怪大戦争」の5期バージョン・・と思いきやこの次の回を見ると、5期ではもっと大規模な妖怪大戦争も見せてくれそうな気配なのですが。 とにかく、この回は西洋妖怪軍団が世代交代したという設定で、フランケン以外は今風の少年ジャンプの悪役風な連中になって登場。 戦闘の盛り上げ方も、さすが脚本がダイの大冒険の三条さんだけあって、もう燃え燃えの少年漫画展開! 5期鬼太郎はここまでやるのか!! と、魔女っ子やるろ剣に出てきそうなミイラ男と激しく戦う鬼太郎達を見ながら感動したのは(怒った人もいるのでしょうが)僕だけじゃない筈!! ちょっと残念なのはこの前編はすざましいカッコ良さなのに、この回の後編はいまいち盛り上がりに欠けるんですよね・・風呂敷の広げ方は最高なのに閉じ方はちょっと・・みたいな。 でもバックベアードも「本当の妖怪大戦争はこんなものじゃない」と言ってくれているので、本当の妖怪大戦争に大期待です! 第34話 『妖怪横丁の地獄流し』 少年ジャンプ的な妖怪バトル前後編の後は、鬼太郎ホラー編。 鬼太郎を徹底的にヒーローとして描いた翌週に怖い鬼太郎を持ってくる構成は相変わらず素晴らしいです。 地獄流しは原作でも人気エピソードですし、個人的には第4期の地獄流しが歴代の鬼太郎アニメ史上(墓場~も含めて)でも1,2を争うくらい大好きなエピソードでもあったので、予告の時点で物凄い期待していたんですが、期待し過ぎたせいなのかちょっとイマイチ・・というのが初見の印象ではありました。 ただ改めて見てみると、つい先程までコミカルに描かれていた存在が本気を出した途端、人間の手には負えない恐怖の存在になるという描写は妖怪の本質を描いているみたいで面白いし、悪人に最後のチャンスを用意してあげる鬼太郎の優しさと、そのチャンスもつぶしてしまった悪人への突き放し感もいいです。 個人的には、こういう人間にとって怖い鬼太郎の回はもっともっと見てみたいですね。 第41話 『打倒鬼太郎!ねずみ男大逆襲』 この回は、最近昔に比べて悪さやズルさがなくなったと言われて、過去の輝いていた(?)自分に戻ろうと奮闘するねずみ男が面白いです。 5期のねずみ男が今までのシリーズと比べていまいち目立てない一番の理由は、やっぱりどんどんうるさくなってきている規制や、子供に汚い物を見せるなと言う大人の声が原因なのでしょう。この回で出てくる過去の輝いていた時のねずみ男の写真が、何となく旧シリーズ(3期)のねずみ男っぽいのはスタッフの確信犯でしょう。 そんな規制に縛られたねずみ男が、自分を取り戻そうと奮闘するという展開はメタフィクション的な面白さがあります。 でも、こんな理由で命を狙われてしまう鬼太郎は哀れだ・・そして、さっきまで本気で自分を殺そうとしていたねずみ男との友情も成立してしまうこの2人の関係はやっぱり鬼太郎ワールドの大事な魅力。 何かと規制も多い世の中ですが、5期鬼太郎スタッフの今後の戦いを僕は本気で応援しております!! 第42話 『オベベ沼の妖怪かわうそ!』 前回でねずみ男が本気で鬼太郎の命を狙う回の次が、鬼太郎ねずみ男コンビの何ともいい話。41,42話を続けて見れば、まあネコ娘が怒る(嫉妬する)気持ちもよく分かる(笑) そんなわけで5期ではやや少なめの鬼太郎、ねずみ男が二人きりっで奇妙な友情をたっぷり見せてくれる原作色濃い目の回。 また5期でキャラ立ちまくりの準レギュラー、かわうそをメインに迎えて原作の「オベベ沼の妖怪」をアレンジした話を見せてくれます。 かわうそも、鬼太郎ねずみ男と組むと、いいトリオになっちゃって、ネコ娘にゃ悪いが、やっぱり鬼太郎の隣はネコ娘よりねずみ男だよな~と思わされる良エピソードでした。 こういう回は今後もたくさん見たいなあ。 第45話 『ネコ娘騒然!? 妖怪メイド喫茶』 鬼太郎、メイド喫茶に行く!! ・・ということで、ネタ的に受け取られてしまうことが多い回ではあるのですが、江戸時代だったら遊楽にでもいたであろう妖怪「古椿」が、現在ではメイド喫茶に住み着いていたという解釈は結構面白いと思いました。 もともと鬼太郎って、大昔からいる妖怪が現代社会にどう溶け込んでいるのかを描く回は結構多かったし、文明社会の中でも妖怪は生きているって話は好きですけどね。 あとアニメシリーズのみのファンならともかく、自称原作ファンだという方々の一部が、鬼太郎がメイド喫茶に行くという話を聞いた時点で、原作の冒涜だ!とかお怒りになるのは如何なものかと・・。 それを言ったら原作の水木しげる先生自身が、メイド喫茶どころじゃないことをたっぷり鬼太郎で書いているのに・・チンポコ紛失とかろくろマラで衝撃を受けた水木ファンは今更、メイド喫茶なんてどうってことないぜ!(笑) 第50話 『呪いの花嫁!陰摩羅鬼』 墓場鬼太郎放送終了の三日後に、墓場で未アニメ化だったエピソードを放送するという計らいが嬉しかった一本。 墓場放送中は意図的にコミカル系の回が多かったみたいですが、久々に怖い妖怪話を見せてくれます。 第52話 『恐怖!夜道怪』 5期鬼太郎放送2年目突入ということで、OPやアバンタイトル等も変更して、ある意味ここから見る方のための新しい第1話という感もあるこの回。 夜道怪はなかなか怖い妖怪として描かれているし、鬼太郎自身も放送1年を過ぎて、妖怪を面白く愉快な存在だと思っている視聴者に「でも妖怪は恐ろしい存在だってことも忘れちゃ駄目ですよ。」と呼び掛けるのが印象的。 また、恐怖に打ち勝つのがねずみ男のオナラという、汚い物で恐怖に打ち勝つというのは、原作でも鬼太郎でも勝てなかった皿小僧を倒したのが、ねずみ男の不潔さだったという展開に感動した人間にはグッと来るものがあるのでした。 ・・というわけで、ここから新しいスタートを切ったゲゲゲの鬼太郎がこれからも本当に楽しみ! さあ、エリート(ジョニー)編は、どう料理していただけるんでしょうか~!!
by nakazawa_takeshi
| 2008-04-19 02:11
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