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今日は選挙ということで選挙特番などもいくつか放送されますが、21時からフジテレビ系で放送の新報道プレミアAスペシャルでは、僕の相方でもある吉川敏夫さんの特集の放送もありますので興味のある方はご覧になってみてくださいね。 何度か日記にも書いたことありますが、元たけし軍団のクロマニヨン吉川さんとは、一緒に合作の小説を製作する小説ユニット・ナカよしというコンビをやっています。 親子くらい歳の離れた二人が、「こういうの書きましょう。」「こうした方が面白くないですか?」「ここは失敗してると思うよ。」~なんて熱く語り合い、そして実際に二人で作品を書き、駄目だしを出し合い、たまにはお互いを褒め称えることもある・・そんなコンビでした。 昨日の日記にも長々とビートたけしさんが好きだってことを書きましたが、たけしさんマニアの僕は最初は吉川さんと会った時は、もう単純にファンの気持ちで「わー、あのクロマニヨン吉川さんだー!」と大はしゃぎだったのですが、ある時、僕が小説家志望だということを知った吉川さんに「今までに、中沢君が書いた作品を読んでみたい。」と言われ、過去の作品をいくつか読んで貰ったら、「中沢君は絶対に才能があるよ。 実は僕もね、本を書いてみたいとずっと思っていたんだけど、コンビを組まないか?」と言って貰ったのでした。 最初の頃は、歳も離れているし、たけしさんマニアと元たけし軍団という関係でもあったので一緒に創作するにも、僕は自分の意見をどうしても前に出せなくて、吉川さんの意見を尊重する方向で作品創りが進んでいたのですが、そこを少しずつ吉川さんの方から、僕が緊張しないように恐縮しないように、笑わせてくれたり、いろいろ遊んでくれたりして、いつの間にか、僕も「ここは吉川さんのアイディアより僕のアイディアの方で絶対に行くべきです!」とか言えるようになりました。 作品がいくつか出来てくると、出版社へ原稿の持ち込みにも行きました。 小説家としてやっていきたい僕は、もちろんそれまでも文学賞に応募したり、いろんなところに作品の投稿はしていましたが出版社に直接、持ち込みというのはしたことがありませんでした。その辺は何だかんだいって、僕の人見知りな部分もあったんでしょうが漫画と違って、小説はその場で一気に読んで貰うのも難しいし、やはり投稿というかたちが王道だという考えも僕にはあったわけです。 でも、そこは元芸人の吉川さんとしては、客(出版社の人)を前に直接、作品を見せてその反応を見ないと駄目だって気持ちが強かったようです。 そんなわけで、二人で力を合わせて書いた自信作を片手に原稿を見て貰いに行きました。 出版社の人の反応は・・良いところもあるけど、ウチでは出版は難しいかなぁみたいな感じに。 まぁ世の中そんな上手くいかないことは、幼稚園児の時に本を書く人になりたいと思い、小学4年生の頃から出版社や文学賞に作品を送るようになっていた僕にはよーく分かっていましたし、今度はもっと面白い作品を書いてリベンジだ!とそんなに落ち込まずにそう思えたのですが。 でも、この時は単純に嬉しいことがあったからそんなに落ち込まずに済んだという風にも思うんですけどね。 作品の持ち込みに行った際、対応してくれた出版社の人は当然 のように、歳も離れた二人を見て「お二人はどのような関係なのですか?」と質問してきたのですが、それに対して吉川さんは「二人は歳も離れているし、収入も違う。だから、中沢君は年下として年上の自分を敬ってくれるし、僕は中沢君と会う時にはご飯もご馳走するし、こうして出版社に足を運ぶ時等には交通費を出してあげたりもします。でも、二人は上司と部下でもないし、上とか下もなく相方なんです。同等の立場で一緒に小説を書いてるんコンビなんですよ。」と言ってくれたんです。 これは嬉しかったなぁ。その頃の僕は吉川さんに思いっきり面倒を見て貰っていて、吉川さんも言うようにご飯はいつも食べさせて貰っていたし、僕がボロボロの服を着ていたら新しい服を買ってくれたし、暖房のないアパートに住んでいた時はわざわざ電気カーペットを持ってきてくれたり、茨城の実家に帰る時に送ってくれたこともありました・・とにかく、吉川さんには世話になりっ放しだったんです。それなのに、思いっきり面倒を見ている僕に対して、上とか下もない、同等なんだと言ってくれたことが、嬉しかったし、本当にこの人には一生付いていこうと思いましたね。 その何日か後に、吉川さんにうどん屋に連れていって貰った時に、「いつもご馳走して貰ってすいません。」と言ったら、「いいんだよ。俺は中沢君と出会えたおかげで物凄い得してるんだから。中沢健という強力な武器を手に入れたんだから。」と言って貰えたこともありました。 僕も吉川さんもそれぞれ一人一人、個別にも作品の執筆はしていましたけど、吉川さんは中沢健という人間と一緒にいることで、自分の新しい面も出せると思ってくれていたらしいです。 それは僕もそうでしたが、吉川さんに僕が強力な武器だと思って貰えていたことは嬉しかったですね。 だって、自分、基本的には何に関してもあんまり役に立ったりはしないですからね。 もちろん、僕も吉川さんと一緒に作品を書くことで、自分が一人で書く作品とは作風も世界観も違う物を書けるようになっていたことは自覚していましたし。 これは、二人で考えが一致していた部分なんですが、小説家ってのは本を読んで、家でずっと物書きしていちゃいけない、いろいろ活動して、いろんな世界を見て、いろんな気持ちになって、そうしなきゃ自分達の話は書けないと思っていたんです。 去年の11月中旬頃、ウチに泊まりに来た吉川さんと、昼から昼までナカよしの次回作についていろいろと構想を練っていました。 そして、次に書こうと決めたのは、怪獣オタクで24年彼女なし童貞の男と昔はテレビで活躍していた元芸人が出会うところから始まる青春物でした。 ・・まぁ、中盤でどんでん返しがあって、元芸人の方は実は芸人ではなく○○だった~みたいな方向に話は転がっていくのですが、お互いにそれまでの人生で見て来た世界を生かした合作として、プロットを作成していきました。 次こそ、文壇を思いっきり驚かせる作品を書いてやろうぜ! と、二人で燃えていました。 ただ、この後に、吉川さんはそのまんま東さんの選挙のお手伝いで宮崎に行き、報道でも言われていますがもう睡眠もほとんど取れない状態で活動して、東国原知事が誕生した後は、吉川さんは東国原知事の政務秘書となり、今も多忙な日々を送っています。 そんなわけで、ナカよしの新作はとりあえず現在のところ、活動休止中となっています。 この間、吉川さんから電話を貰ってお互いのことから、ウルトラマンの話まで忙しいのでそんなに長時間は無理でしたがいろいろ話をしましたが、ナカよしの二人の共通の考えはいろんな世界を見て、いろんなことを感じて、それを作品にすること。 だから、僕は今は吉川さんには思いっきり東さんをサポートして貰うことが一番だと思っています。 吉川さんがまた新しい世界を見ている間、僕もまた新しい世界や人とたくさん出会っていきますし。 小説もまた一人でいろいろ書き続けますが、発想も構成力も文章力も全て以前よりパワーアップ出来ていくように頑張っていきます。 ナカよしの新作の執筆が始まるのがどのくらい先かは分からないです。 その頃には僕も中沢健で単行本を何冊も出しているかも知れません。 どんなカタチにせよ、久々に吉川さんと知恵を絞って面白い小説を書く時が楽しみです。 吉川さんには今はあまりにも忙しくて無理だけど、余裕が出来てきたら中沢君も宮崎に呼ぶから久々に遊ぼうとも言って貰いました。 まぁ、報道などを見る限りでは僕が宮崎に遊びに行くのはまだまだ先になりそうですが再会も、ナカよし再起動もどちらも楽しみです。 今日のプレミアAの吉川さん特集に関しては、僕も今週の頭にスタッフさんから少し相談も受けていて、残念ながら僕はあんまり役に立てなかったのですが(苦笑)、吉川さんの優しさや凄さ、洞察力や先見性・・他にも挙げていったらキリがない吉川さんの魅力をちょっとでも伝えられる特集になっていたらと思います。 僕との付き合い方でも分かりますが、吉川さんはその人の身分や肩書きに誤魔化されずに人と付き合うことの出来る人だから、政務秘書としてもしっかり県民の皆さんのことを考えて行動してくれるだろうと僕は思っています。
by nakazawa_takeshi
| 2007-04-08 04:30
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