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※この日記は、中沢健の日記では定番の怪獣に興味ない人はスルーして良い日記です。 前回の日記で、僕が担当編集さんと「ジェットジャガーはどうして巨大化したのか?をテーマに小説は書けないものか?」という話をしたことをちょっと書いたら、マイミクさん達から、いろいろとジェットジャガーについてのコメントをいただきました。 もともと、僕がジェットジャガーで小説が書けないか?と思ったのは、ロボットのくせに正義の心が目覚めて巨大化したというジェットジャガーの無茶苦茶な設定をモチーフにすれば、言葉にすると陳腐なんだけど心の持ちようでどうとでもなる、心を曲げなければ奇跡が起こる(こともある)という風に作品をまとめられないだろうか? という思いがちょっとあったんですね。 みんなでジェットジャガーを目指して突っ走る青春群像劇みたいな・・。 まあ最終的には僕が本当に書きたい世界観(感情)を書こうとしたら、仮に怪獣が出る余地があるとしてもジェットジャガーではないなと、別の怪獣だなという結論になったのですが。 ちなみに前回の日記で、あきーたさんがコメントでジェットジャガー巨大化についていくつか仮説を書いてくれたのですがその中の1つ、 (本当はゴジラもメガロもガイガンも等身大だったのだが、伊吹博士が「あいつらは大きなものなんだ」と思い込んでいた。) というのは、これまで多くの友人達の話題の中で挙がってきたジェットジャガー巨大化の真相の中でも個人的には一番お気に入りのものとなりました。 何と言うか、人の物を見る視点をも感じさせる哲学的な仮説ですよね! ちなみに、こういう素敵な仮説の後に言うのはちょっと厳しいのですが、僕がジェットジャガー巨大化に関して考えていた仮説は、 ジェットジャガーはシートピアに奪われた後に、シートピアの人がサイボーグ改造していたので巨大化出来たという物と(この仮説は考えてみたら仮説としても成立していない気するのですが、地球人の科学で作ったロボットの巨大化はなしでも、海底人とか宇宙人の超科学ならありという気がちょっとしてしまうのですね。 特に心が芽生えたあたりは絶対にシートピアがやったんじゃないかと疑っています)、 もう1つはジェットジャガーは巨大化の前にゴジラと会っていますよね。 そうです、G細胞です。 ゴジラの細胞はほんの一カケラでも宇宙に舞えば、、巨大なスペースゴジラになっちゃうという無茶苦茶な物。 ってことは、ジェットジャガーにも何でもありなG細胞が付着してしまえば、もう何が起きても驚きません。少なくとも権藤博士は驚きません。 ・・う~ん、改めてオイラの仮説には面白味も深みもないです・・自分で自分にガッカリだよ。 それにしてもジェットジャガーという存在は愛されてるなあと思います。 ゴジラマガジンで行われた好きな怪獣・嫌いな怪獣ランキングでも嫌いな怪獣段トツで1位に選ばれちゃったし、好きなゴジラ映画ランキングでも最下位だったゴジラ対メガロでも、不人気の理由がかなりの部分、ジェットジャガーに押し付けられてしまっているような気もします。 そんな僕も物心付いた時から高校生になるくらいまでは、もうジェットジャガーの存在そのものが嫌いでした(告白)。 でもね・・不思議と高校生くらいになるとジェットジャガーってやつが妙に気になりだしてくるんですよね。 そう不人気、嫌われてると言われてるジェットジャガーだけど、妙に商品化には恵まれてるし、バンダイさんはファイナルウォーズ後に新造形でジェットジャガーのソフビも出すし、ちょっと前の着ぐるミクロマンでもジェットジャガーはしっかりラインナップされていたし、ジェットジャガーよりも人気あるとされている怪獣の何体かよりも確実にジャガーは愛されている。 そういえば、北村龍平監督はゴジラファイナルウォーズ後に何人かの観客から「どうしてジェットジャガーは出さなかったんですか?」と不満を言われたらしい。 すっごいベタなことを言えば、嫌い嫌いも好きのうちってやつなのか。 それもあるし、僕の場合、幼い頃は物凄くゴジラを崇高なものだと思っていた。 ゴジラを茶化すようなことは出来ないし、ゴジラを鬼神のように描いていた初代ゴジラや、賛否はあったものの人の手に負えない絶対的な存在として描かれていた平成ゴジラを見ていると、もうゴジラよ、あなたが神だ!! って感じになっていたわけです。 それで喜んでいた子供もいたそうですが、シェーをしたりするゴジラは子供の頃は嫌だったものです。 それが大人になってくるといい意味で神格視していたゴジラの、別の部分。 それまで見ようとしなかった部分、見えていたんだけど見えていないふりをしていた部分も無視出来なくなってくるんですね。 それでゴジラなんて実はたいしたもんじゃなかったんだとなった人もいたんだろうけど、「ああ、こういう部分も含めてゴジラってのは素敵なんだなあ。」と思うわけです。 恋愛で最初は、相手の良い部分しか見ていなかったのが、だんだん別の部分(嫌な部分)も見えてくるんだけど、そういうところも含めて相手のことが愛しいんだと気付くようなものですね・・ いや、26年彼女なし童貞がこんなこと言ったところで説得力0ですが。 まあ、ジェットジャガーという怪獣を見ているとそんな理想に輝いていた世界を信じていた自分と、現実は理想通りではない歪な世界なんだけどだからこそ素晴らしいんじゃないかって思うようにもなる、そんな大人へのステップみたいなことをついつい思わせられますね。 うん、僕は好きだよ。 ジェットジャガー。
by nakazawa_takeshi
| 2008-06-04 01:08
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